所沢で野球・テニス・バレーボールなどのスポーツに取り組んでいる方は、「肩が痛い」「肘に違和感がある」「同じ場所を繰り返し痛める」といった経験はありませんか?

特に、投球・サーブ・スパイクなど、腕を頭上まで上げて繰り返し動かす競技では、肩や肘だけでなく、肩甲骨や体幹、下半身を含めた身体全体の使い方が重要になります。

そこで今回は、スポーツの身体の使い方を考えるうえで知っておきたい**「ゼロポジション」**について解説します。


昔は「上から投げろ」が基本だった

野球を経験した方なら、

「上から投げろ」
「肘を高くして投げろ」

と指導された経験があるのではないでしょうか?

昔のスポーツ指導では、腕を高い位置から振り下ろすことや、肘の位置を意識することが良い投球フォームにつながると考えられていました。

もちろん、これらの指導がすべて間違っていたわけではありません。

しかし現在では、単純に「腕を上から振る」「肘を高くする」だけではなく、肩甲骨と上腕骨の位置関係や、身体全体の連動を考えて動作を捉えることが重要になっています。

その中で知っておきたい考え方の一つが、ゼロポジションです。


ゼロポジションとは?

ゼロポジションとは、腕を挙上した際に、上腕骨の長軸と肩甲棘の延長線がほぼ一直線になる位置を指します。

肩関節は上腕骨だけで動いているわけではありません。

腕を上げるときには、肩甲骨も連動して動きます。

そのため、肩の動きを考えるときには、上腕骨だけを見るのではなく、肩甲骨と上腕骨がどのような位置関係で動いているかを見ることが大切です。

ゼロポジションは、この肩甲骨と上腕骨の関係を考えるうえで重要なポジションの一つです。


「上から投げる」から「身体全体で動かす」へ

現在のスポーツ動作では、腕の位置だけを見てフォームを考えるのではなく、

  • 肩甲骨の動き
  • 上腕骨の位置
  • 胸郭や背中の動き
  • 体幹の安定
  • 股関節や下半身の使い方

など、身体全体の連動を見ることが重要です。

例えば野球の投球で、腕だけで強く投げようとすると、肩や肘に負担が集中することがあります。

一方、下半身から体幹、肩甲骨、上腕へと力をうまく伝えられれば、より効率的な身体の使い方につながります。

つまり、

「腕をどう振るか」だけではなく、「身体全体をどう使って腕を振るか」

という考え方が大切なのです。


野球では肩・肘のケガ予防に

野球では投球動作によって、肩や肘に大きな負荷が繰り返しかかります。

特に成長期の選手では、身体が発達途中であることも考慮する必要があります。

「肘が下がっているからダメ」「もっと上から投げろ」とフォームの一部分だけを見るのではなく、肩甲骨や体幹、股関節などがどのように連動しているのかを確認することも重要です。

テニスではサーブ・スマッシュ

テニスでも、サーブやスマッシュで腕を頭上まで上げ、強く振る動作を繰り返します。

肩だけを使って腕を振るのではなく、下半身から体幹、肩甲骨、上腕へと身体を連動させることがポイントになります。

「サーブをすると肩が痛い」という場合も、肩だけに原因があるとは限りません。

身体全体の動きを確認することが、ケガの予防を考えるうえでも大切です。

バレーボールではスパイク・サーブ

バレーボールも肩を大きく使う競技の一つです。

スパイクやサーブでは、腕を高く上げてから強く振り下ろします。

特に成長期の選手では、練習量が多くなりやすいため、肩や肘の痛みを「練習していれば治る」と我慢しないことが大切です。

肩甲骨・体幹・股関節などを含めた身体全体の動きや、フォーム、練習量、休養などを総合的に見直してみましょう。


ゼロポジションならケガをしない?

ここは非常に重要なポイントです。

ゼロポジションを意識すれば、すべてのケガを防げるわけではありません。

スポーツ障害には、フォームだけでなく、筋力、柔軟性、身体の使い方、練習量、休養、成長期特有の身体の変化など、さまざまな要因が関係します。

ゼロポジションは「ケガを防ぐ魔法」ではなく、肩甲骨と上腕骨、そして身体全体の動きを考えるための一つの視点として捉えることが大切です。


こんな症状は我慢しない

野球・テニス・バレーボールをしていて、

  • 腕を上げると肩が痛い
  • 投球すると肘が痛い
  • サーブやスマッシュで肩が痛む
  • スパイクを打つと肩に違和感がある
  • 練習後になると痛みが出る
  • 同じ場所を何度も痛める

このような症状がある場合は、痛みを我慢して競技を続けるのではなく、一度身体の状態を確認することをおすすめします。

特に成長期では、痛みの原因を「筋肉痛だろう」と自己判断せず、必要に応じて医療機関などで状態を確認することも大切です。


スポーツを長く続けるために

昔から「上から投げろ」と言われてきたように、スポーツの指導では、その時代ごとに身体の動きについてさまざまな考え方が取り入れられてきました。

現在は、腕の位置だけを見るのではなく、肩甲骨と上腕骨の関係、そして身体全体の連動まで考えて動作を捉えることが重要になっています。

その一つのキーワードが「ゼロポジション」です。

野球・テニス・バレーボールなど、肩を繰り返し使うスポーツを長く楽しむためにも、

「どう腕を振るか」だけではなく、「身体全体がどう動いているか」

に目を向けてみましょう。

所沢なないろ整骨院では、スポーツによる肩・肘などの痛みについて、身体全体の動きや使い方を確認しながら、状態に合わせて施術を行っています。


所沢なないろ整骨院 情報

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